外国語教育において、個々の信念や理念を持ち合わせた教員こそが、そのプログラムを成功へ導くかどうかの鍵を握ってい る。その教員のパフォーマンスを最大限に生かすために、教員のオリエンテーションが果たす役割というのは重要である。まずプログラムの目的を明確にすること、考えうる問題を予め確認し、リソース・サポー ト体制を明示しておくことなどが求められる。本稿は、教員が新設されたELFプログ ラムに携わっていく過程を調査した実践的研究(アクション・リサーチ)である。教員 の為のオリエンテーションがどのように実施されたのか、改善点はどこかという点に 関して、アンケート結果、学習管理システム活用の記録、Eメールの内容分析、学期末 評価からのデータを基に検証する。
http://jalt-publications.org/proceedings/articles/3978-orientation-elf-teachers-lessons-learned