ロームシアター京都では、今年度より、中学生~18歳までを対象にした人材育成事業「劇場の学校プロジェクト」をスタートしました。演劇、舞踊、メディア・パフォーマンスの3つのジャンルの講座、ワークショップで構成し、いずれも国内外の第一線で活躍しているアーティスト、エンジニアが講師を務めています。受講生はアーティスト等の作品の背景にある考え方に触れ、実際に体を動かしてみて、自ら思考し、感じる時間を過ごしています。
本事業の展開に併せて、中学生~18歳をとりまく芸術環境や表現活動の実際を知り、劇場でどのような学びが可能か、教育現場の専門家等とともに考える研究会を実施いたします。本テーマに関心のある方のご参加をお待ちしております。
第1回 11月2日(土) 17:30~19:30
第2回 11月4日(月・休) 18:00~20:00
*各回、または両回など、希望に応じてご参加いただけます。
司会 大野はな恵 (ロームシアター京都 リサーチャー2017,18年度)
■第1回 演劇の人材育成 ~大学での演劇教育の現在
日時:11月2日(土)17:30~19:30
会場:ロームシアター京都 会議室2
ゲスト:松田正隆(劇作家・演出家・マレビトの会代表/立教大学 映像身体学科教授)
多和田真太良(玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科 准教授/東京演劇大学連盟 事務局長)
枡谷雄一郎(京都造形芸術大学 職員)
<内容>
演劇教育を主とした学科のある大学の関係者を招き、実施されているカリキュラムやこれまでの成果、これからの展望をお伺いします。日本において、演出家や劇作家、俳優や舞台技術者は、どこでどのように育まれていくのでしょうか。ゲストには、京都市で多くの演劇人を輩出してきた京都造形芸術大学から卒業生でもあり、現在同大学の職員でもある枡谷雄一郎氏と、玉川大学准教授で東京演劇大学連盟事務局長を務める多和田真太良氏、そして、「劇場の学校プロジェクト」の講師でもあり、大学でも教鞭をとられている松田正隆氏をお招きします。