生誕200年を迎えた19世紀ロマン派の大作曲家、フランツ・リスト。彼の幻の交響曲が、2011年10月2日に玉川学園講堂で「世界初演」された。演奏は玉川大学管弦楽団、指揮や、まさにこの交響曲の「発見者」で、リスト研究の第一人者である野本由紀夫であった。その発見および世界初演に至る経緯と、世界初演の意義を考察し報告した。