学生相談、教育相談をはじめ、病院臨床を中心に活動しています。その中でも精神分析を専門として、個人のこころ、無意識の流れをとらえることを研究しています。
学校現場では、「連携」ということが強調されています。教員同士、保護者、地域など様々な連携がありますが、そこにはコミュニケーションが存在します。コミュニケーション論を教育相談に生かす方法を研究しています。
学校という現場では、瞬時の判断を迫られたり、子供一人一人を理解したり、子供同士の関係、ひいては親同士の関係を理解したり援助したりすることが求められます。渦中にいると巻き込まれることもありますが、現実に起きていることを心理学的視点から考えることにより、客観的に考えることができることを学生の皆さんと共有していきたいと思っています。
また、阪神淡路大震災以来、自然災害後のトラウマ・PTSDのこころのケアを実践しています。現場でのかかわりを大切にしながら、心理職のアウトリーチを研究し、心理職のアウトリーチ活動の支援をしています。