仮想境界線抽出法で得られる仮想超画素(VSP)を最小要素とした大域的特徴に基づく領域分割と目立対象物を抽出する新しい手法を提案した.目立対象物領域は,(1)背景抽出,(2)目立度の抽出,(3)高い目立度の領域に内包する低い目立度の領域を統合するという過程を通して抽出された.本研究で得られた目立対象物群は,86名の被験者の抽出したものとよく一致していた.本手法を「文字・指示情報含有領域の切り出し」に適用したけっかも示した.