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これまでの研究によって明らかとなったゴダール独自の映像構成法(音と映像を横断的に跨がるシークエンス方法)のいくつかのパターンについて、これまで分析対象としていなかったゴダールの映画作品に対する分析を試みる。その上で、学内研究紀要、所属学会(JSSA)、その他関連分野について研究論文、研究ノートの執筆と発表を行う。同時に、それらの研究でまとまったメソッドを、自身の創作へと応用する。作品は、国内外問わず、複数のカンファレンスやコンペティションに応募する予定である。
21世紀を代表するフランス/スイスの映画監督、ジャン・リュック=ゴダールの映画作品にみられる音と映像のシークエンスにまつわる研究、およびオーディオビジュアル型作品への応用可能性についての研究。ゴダールは、自身の創作において傾向のことなる作品の中でも共通するシークエンス方法を用いることで、ゴダールの特徴を色濃く作り出している。はその要因として、映像と音を横断的に跨がってのコンテクストの形成手法にあることに着目し、綿密な分析を行うことで、ゴダール独自の方法論を明らかにすることを目的としている。その上で、自身の創作領域であるaudiovisual型の作品への実践的な応用を試みる研究である。映画作品からの触発を受け、現代美術(音楽)への応用を試みることで、新しい芸術表現を模索し、社会へ還元することを目的としている。 |