本研究の主眼は、自己評価・学校関係者評価・第三者評価という三つの評価による効果を、教育の質の保証という観点から検証していくことにある。本研究では、日本の特徴的な自治体における学校評価システムの展開過程と、イングランド、ニュージーランド、アメリカ、ドイツなどの諸外国における学校評価システムの展開過程を分析し、各地域や国における学校評価システムが有効に機能するため促進要因と阻害要因を検討した。その中で、特に学校評価システムの運用における「支援機能」に着目しつつ研究を進めた。