本稿では、米国のチャータースクールの事例に基づき公立学校の管理運営の委託について考察した。本稿において得られた知見は、委託先として教育委員会以外の複数の機関が制度化されていることが必須である。ただし実際に複数の州で見られる、営利企業が委託先とすることについては、慎重な検討が求められるとした。