本稿は、日本教育制度学会第17回大会の課題別セッシⅡとして企画された。英国・ニュージーランド・日本における学校評価システムの運用における支援とその特質に関する各発表を受けて、以下の点について言及した。それは、アカウンタビリティという観点から学校評価を学校の教育成果を示すツールとするだけではなく、個々の学校において提供される教育の質を豊かにするためには、第三者も含めた学校評価の支援機能の充実が不可欠であることであり、その具体は、今回発表された三つの国において既に始まっている。