特別な条件下にない公立学校が、自助努力により一定の成果をあげている事例を収集し、他の学校や教育委員会に情報提供し自律的な学校運営づくりと開かれた学校づくりに貢献することを本調査研究の目的としている。事例として、全国の小・中・高等学校、合わせて22校を対象とした。本稿で取り上げた京都府の中学校は、校長先生の通信簿という教員による校長評価など、ユニーク、かつ率先垂範的なリーダーシップにより、活気ある学校づくりが展開されている事を明らかにした。