本稿の目的は、1998年の学習指導要領の改訂に際し、特別活動の意義・内容、教育課程における特別活動の位置づけなどについて、歴史的変遷を整理することである。今日の特別活動は、戦後いくつかの修正が見られ、その修正は、「生きる力の育成」「特色ある学校づくり」、「家庭・地域との連携」などのキーワードに象徴される、現代日本における学校教育のあり方に大きく規定されていることが確認された。(なお、共同執筆のため、担当の抽出は困難)