本稿の目的は、新学習指導要領という新たな課題を受け入れるに際し、校長が如何なる経営行動をとるかを明らかにすることにあった。そのために、新学習指導要領に盛り込まれた新しい学力観を手がかりとし、その定着度及びその定着に向けての校長の経営努力度合いに着目し、調査データをもとに校長の経営行動とリーダーシップの分析と考察を行った。 担当箇所:Ⅲ.2 「新学力」観の定着度と校長の定着努力との関連(pp.316-317.)