本稿の目的は、生徒の安全・安心意識が学校における危機管理の前提にあるという仮説に基づき、高校生の学校に対する安全・安心に関する認識を把握することである。調査の結果、高校生たちは自分たちの所属校が自分たちの安全・安心な学校生活を送ることができるように心がけており、また、彼ら自身も安全・安心な学校生活を送ることができていると全般的に肯定的な捉え方をしていることが明らかになった。