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(資金応募ファイルの研究目的(概要)より)乳幼児期は粗大運動発達において、定頸、寝返り、お座り、立位、歩行を極めて短期間で遂げる重要な時期である。先天性上肢欠損児に対しても欠損の影響を視野に入れた各発達段階に応じた働きかけを用意することが望ましい。とくに発達における中枢および末梢神経系システムの成長という観点から、触覚と四肢の運動、ならびに触覚と視覚との協調が進む新生児に装着できる人工ボディパーツの開発が最も有効性が高く重要であろう。したがって本研究では、乳幼児用人工ボディパーツの開発を目指す。研究実施にあたっては、身体面でのエビデンスの獲得のみではなく、使い続ける動機や建設的な関係性構築など心理面での合理性も獲得するよう、同時に進捗させたい。このことによって、臨床と当事者の現実に応え得る有用性の高い成果を引き出せると考える。 |