発達障害児の問題として,介助員等の人的配置が難しいことや,学習者自身や教師の行動が他の学習者に,その学習者の障害を印象付けてしまい,人間関係に悪影響を及ぼすことが挙げられる。そこで,本研究は,学習者のもつ障害をわかりにくくする学習形態を取り入れる事例研究を行った。その結果,発達障害をもつ学習者が,通常の学級で他の学習者とかかわり合いながら学習できるようになる可能性があることが明らかとなった。