早稲田大学教育学部が提供するオープン科目である「環境の生物」の講義の大幅な改定を行った。身近な環境問題を入り口とし、「生物と環境」の関係をミクロからマクロまで幅広いスケールで取り扱った。以前は同じ講義名の下、生物の内分泌のメカニズムに関する講義が実施されていたが、私は設置された科目の意味を問い直し、講義内容を変更した。これにより生物学の基礎を学び直したい理系学生から、違う分野に進んだものの生物学も学びたい文系の学生まで、幅広く受講できる教養科目として意義のある講義となった。