新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、三密(密閉・密集・密接)対策のため、会社のオフィス以外で働く在宅勤務やリモートワークなどが推奨される中で、都市を離れ田舎暮らしを選択する人、都市と地方との二拠点生活をする人など、個々人のライフスタイルに合わせた暮らしの選択の幅が広がりをみせている。また、観光においては、仕事と余暇時間を一体化させたワーケーションなどの新しい旅の提案が、様々な地域で取り組まれている。
そこで、こうしたニーズの受け入れ先として注目される農山漁村エリアにおける「農泊」を中心とした観光振興について解説した。