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インバウンドの効果を高めるためには、外国人旅行者の滞在日数を長期化させ、旅行消費額の拡大を図ることが重要になる。日本では、そのための戦略の1つとして注目されているのが、IR(統合型リゾート:「Integrated Resort」)である。2016年から関連法制の整備が進められ、日本型IRを実現するための制度として、「特定複合観光施設区域整備法」(IR整備法)が2018年7月20日に成立した。 2020年12月には、IR整備法に基づく「特定複合観光施設区域の整備のための基本的な方針」が公表され、地方自治体でのIR導入に向けた議論が本格化している。そして、2021年10月1日から、IRの誘致に向けた地方自治体による区域整備計画の申請がはじまった。 そこで本稿では、IRとは何か、日本型IRの目的と特徴について解説した。 |