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SDGs(持続可能な開発目標)を通じた持続可能性に関する世界的な協調が進む中で,観光分野においては,より持続可能な社会の実現,世界中に拡大する旅行者と地域コミュニティに貢献する,観光地マネジメントのあり方が課題になっている。こうした中,観光庁は2020年6月,グローバルサステイナブルツーリズム協議会(GSTC:Global Sustainable Tourism Council)が策定した観光地域づくりの国際基準,「Global Sustainable Tourism Criteria for Destinations (GSTC-D)」をもとに,「日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D:Japan Sustainable Tourism Standard for Destinations)」を開発し,GSTCから正式に国際基準に準拠した指標として公認された。そこで,本稿では,このJSTS-Dの概要,そしてその可能性について解説した。 |