教員情報

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プロフィール

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所属

• 玉川大学　文学部　国語教育学科

職名

• 講師

その他の所属

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取得学位

• 博士（学術）　早稲田大学　2015/04
• 修士（教育学）　早稲田大学　2008/03
• 学士（文学）　早稲田大学　2006/03

研究分野

• 日本文学　　日本近世文学、俳諧、季語、芭蕉、季吟、式目
• 日本文学　　芭蕉受容、貞徳受容、連句の教材化

研究課題

• 江戸前期の季寄せ研究　個人研究　江戸時代前期における季寄せ・歳時記類の調査および分析。また、俳書間での受容関係も含めた、季題・季語や注記に関する実際の作品での実態調査や分析。
• 「非季」の詞の研究　　本研究では、従来の研究では見落とされがちであった「非季の詞」に注目し、当時の季の体系への理解を深めることを目的に、それぞれの書目での差異や収載基準を調査し申請者が独自に蓄積してきた俳諧データベースを活用して、実際の運用との比較をも試みた。
• 「季吟『増山の井』にみる貞徳受容の研究」　　研究代表者：野村亞住、課題番号21K12928,令和3～6年度、3120千円 俳諧式目の嚆矢とも評すべき松永貞徳の『俳諧御傘』（慶安四年1651）は、様々な季寄せ・歳時記類、式目作法書類、俳論書で取り上げられてきた。なかでも北村季吟著の季寄せ『増山の井』（寛文七年1667）における「貞徳」受容に注目し、受容の実態と実際の俳諧での運用を調査する。貞徳受容は、当時の俳諧師たちにどのような影響を与えたのか。季吟に注目することで、芭蕉につらなる俳諧史上での貞徳受容の歴史的意義が明らかになるとの見通しのもと、式目作法書・季寄せ・歌学書などの著作物と実際の俳諧での運用実態の調査との両面からの検証を行い、後世への影響を考察する。近世前期における「ことば」が「俳諧」の中で、実作・著作物を介してどのように変容していくのか、そのメカニズムの解明を試みる。
• 「霞」の研究　　春の伝統的季題である「霞」について、申請者はこれまで、芭蕉の「霞」が連句に集中する点、そして「霞」の一部の本意を用いて詠まれている点に注目してきた。本研究ではこうした扱いを調査すべく、連歌での「霞」、貞徳や季吟門連句での霞の実態調査を行った。その結果、貞徳により記号化された「霞」が、季吟によって重層的に表現しようと試みられ、挙句や春の続く中で「霞」を詠んでいくという、芭蕉同様の傾向を見いだせた。本研究で、「霞」という季語を通して、季吟門連句の特徴が芭蕉連句に継承されていたこと、その中で「霞」に新たな機能を与える芭蕉の試みの一端が明らかになった。なお、研究結果は『学術研究』70号により発表した。
• 「独吟連句の分析による談林俳諧の新研究」　　研究代表者：中嶋隆、研究分担者：野村亞住、課題番号15K02271、平成27～令和2年度、4,810千円 独吟連句の諸本調査を行い未翻刻の俳書を翻刻してデータベースを作成する作業を行った。初期俳諧のデータベースを基に、特に談林を中心とした連句の表現方法や独吟の特性について分析した。談林俳諧を文学史的に位置づけるためには、季節・季語・式目（「句数」「去嫌」等）・付合語・付筋などの連句手法の具体的な解明が必要となる。また新出資料である5点の点取連句の注釈を行ない、談林から蕉風への展開を具体的に考察した。さらに韻文と散文、演劇と小説、評判記という異ジャンルが未分化のまま展開した十七世紀の文芸様式について「ジャンルと様式」という観点から『市野や物語』『傾城百人一首』などを例に考察を試みた。

経歴

• 2020/04　～　2022/03　早稲田大学　教育・総合科学学術院　講師
• 2015/04　～　2019/07　日本学術振興会　　特別研究員PD
• 2013/04　～　2015/03　早稲田大学　教育・総合科学学術院　助手
• 2010/09　～　2011/03　獨協中学高等学校　国語科　非常勤講師
• 2009/04　～　2012/03　湘北短期大学　　非常勤講師

出身大学院

• 早稲田大学大学院　教科教育学専攻　博士後期課程　修了　2015/03/31
• 早稲田大学大学院　国語教育専攻　修士課程　修了　2008/03/31

出身大学

• 早稲田大学　教育学部　国語国文学科　2006/03/31　卒業

教育に関する資格・免許

• 高等学校教諭専修免許状（国語）　2008/03
• 中学校教諭専修免許状（国語）　2008/03
• 高等学校教諭１種免許状（国語）　2006/03
• 中学校教諭１種免許状（国語）　2006/03

所属学会

• 日本近世文学会　　　　
• 俳文学会　　　　
• 早稲田大学国文学会　　　　
• 早稲田大学国語教育学会　　　　

委員歴

• 会計監査　2013　～　2021

受賞学術賞

• 小野梓記念学術賞　2011/03
• 第19回柿衞賞　2010/06

研究業績（論文）

• 芭蕉「霞」考　『早稲田大学 教育・総合科学学術院 学術研究―人文科学・社会科学編ー』　野村亞住　2022/03/25
• 「元隣と『埋木』―『誹諧小式』を手がかりに―」　『早稲田大学 教育・総合科学学術院 学術研究―人文科学・社会科学編ー』　野村亞住　2021/03/25
• 博士論文『蕉風俳諧における季の研究』　　　2015/04/28
• 「芭蕉「清水」考―雑の言葉と季語と―」　『文学・語学』　野村亞住　2011/11/30
• 「芭蕉連句の季の句―季語の推移と表現の変化―」　『湘北紀要』　野村亞住　2011/03/25

研究業績（Misc）

• 授業における連句実践の試み　野村亞住　玉川大学文学部紀要『論叢』　　　64　84　～　98　2024/03/30
• 「翻刻『うぐひす笛』（春上）」　早稲田大学近世貴重本研究会「　『早稲田大学図書館紀要』　早稲田大学　　58　38　～　80　2011/03/25
• 「『けいせい請状』翻刻及び語注（一）」　野村亞住　『近世文芸 研究と評論』　近世文芸 研究と評論の会　　79　71　～　97　2010/11/30
• 「翻刻『天神の法楽』」　早稲田大学近世貴重本研究会　『早稲田大学図書館紀要』　早稲田大学　　57　122　～　157　2010/03/25

研究業績（著書）

• 『諸注評釈　新芭蕉俳句大成』　楠元六男・佐藤勝明・田中善信・堀切実編　明治書院　担当句34「朝な／＼手習」48「あの中に」115「うぐひすの笠」149「うらやましうき世」203「笠寺や」219「かなしまむや」255「菊の香や」259「菊の花咲や」265「きてもみよ」310「椹や」343「此槌の」347「このほどを」358「こもり居て」360「今宵誰」426「賤のこや」429「しばしまも」434「しばらくは花」641「野を横に」630「猫の妻」954「蘭の香や」の20句について解説。　2014/05　分担執筆
• 『21世紀日本文学ガイド・入門④井原西鶴』　中嶋隆編　ひつじ書房　「第二部．西鶴を詠むために　鑑賞の手挽き」「西鶴研究案内（俳諧）」P142～153　2012/05　分担執筆
• 『大学生のための基礎力養成ブック』　小棹理子、 伊藤善隆、 高橋可奈子、 野村亞住　丸善出版　「第２章　話す技術」P13～25　2012/02　共著
• 『江戸書物の世界―雲英文庫を中心にたどる』　雲英末雄編　笠間書院　『歌林鋸屑集』P46～116『石鼎集』P132～188　2010/10　分担執筆

研究業績（講演・口頭発表・ポスター等）

• 「元隣と「埋木」―『誹諧小式』を中心に―」　第388回俳文学会東京研究例会　2010/07/01
• 「芭蕉連句の季語と季感」　財団法人 柿衞文庫　第19回柿衞賞受賞者招待講演　2010/06/06
• 「芭蕉連句における季語の使用実態」　第378回俳文学会東京研究例会　2009/04/18
• 「芭蕉連句における季語と季感」　第60回俳文学会全国大会　2008/10/12
• 「芭蕉連句における季語と季感」　第375回俳文学会東京研究例会　2008/09/13

研究業績（その他）

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研究業績（特許）

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海外出張

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海外研究活動

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特別研究学生受入

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担当経験のある科目（Researchmap表示用）

• 早稲田大学　近世文学1A
• 早稲田大学　近世文学2A
• 早稲田大学　近世文学演習1B
• 早稲田大学　近世文学演習2B
• 早稲田大学　近世文学演習1A

担当授業科目（通学課程）

• 2024　1　教育実習 (中学校)　0　学科科目　実験実技実習　文　40　
• 2024　1　日本文学史　月曜日　12　学科科目　講義　文　68　
• 2024　1　日本文学史　月曜日　12　学科科目　講義　文　1　
• 2024　1　ﾗﾝｹﾞｰｼﾞｱｰﾂｾﾐﾅｰ A　月曜日　78　学科科目　演習　文　8　
• 2024　1　日本古典文学演習　火曜日　12　学科科目　演習　文　32　

担当授業科目（通信教育課程）

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その他授業

• 2023　継続学習センター等の担当科目　季語で読む芭蕉の俳句　早稲田大学エクステンションセンター

教育の工夫・教科書・その他特記事項

• 2024　日本文学史の授業における、グーグルサイトの活用 ※各時代の文学史について、アウトプットによる理解度向上を目的として、グーグルサイトを用いてのグループ活動を実施。高校生の教室利用の範疇で、文学史HPの作成を指導。　2024
• 2024　大学所蔵の古典籍資料を用いた書誌調査および資料読解　2024
• 2022　『ゼミ論集』の和綴じ本作成とその指導　2022
• 2022　ゼミの活動内容をまとめるゼミ用サイトの作成と指導　2022
• 2022　スプレッドシートを用いた連句実践および実作指導　2022

発表・講演

• 2023　学内向け　日本文学史におけるくずし字読解の試みー古典への苦手意識を払拭するためにー

引率・実習

• 2024　学生引率　深川文学散歩―古地図片手に散策しよう―　ゼミ履修者　8　2024/12/14　　
• 2023　学生引率　浅草文学散歩―古地図片手に散策しよう―　ゼミ履修者　　2023/05　　
• 2023　学生引率　大江戸文学散歩―古地図片手に散策しよう―　ゼミ履修者　　2024/01　　
• 2023　学生引率　大相撲観戦　国語教育学科研修行事　1年生　　2023/09　　
• 2022　学生引率　深川文学散歩ー古地図片手に散策しようー　ゼミ履修者　　2023/01　　

課外活動等

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社会活動

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社会貢献活動

• 芭蕉の「月」と不足の美　第37回企画展「月を愛でる俳人たち」企画関連講座　2023/10/22　　

芸術・スポーツ業績

• 第29回全国優秀吟者吟道大会　2023/09　　　独吟和歌の部　　　入賞
• 第28回全国優秀吟者吟道大会　2022/09　　　独吟和歌の部　　　第二位
• 第25回全国優秀吟者吟道大会　2018/10　　　独吟和歌の部　　　第二位
• 第24回全国優秀吟者吟道大会　2017/09　　　独吟和歌の部　　　入賞
• 日本コロンビア全国吟詠コンクール　決選大会　2002/12　　　青年の部　　　優勝