・独楽の表面に施す模様や絵を描く行為を、より積極的に楽しむことができるようにと開発した,ワークショップ用教材としての独楽である。独楽は、一見して簡単に作れそうな玩具であるが、反面ポイントをしっかりと押さえておかなければ回転を持続させる事が難しいため、子どもに作らせるにはそれなりの配慮が必要となる。そこで、厚紙に入れた切り込みを指先で起こすだけで独楽として機能する玩具を開発した。始めは平面の四角い厚紙であるために、抵抗なく模様や絵が描けて、その後はワンアクションで独楽に仕立てることができる。不特定多数の者を対象とするワークショップの場合には、短時間に仕上げるということが必須の条件となるために、独楽としての構造を極限まで簡略化することに留意した。
・展示会にて発表する(2019.6.18~2019.6.23:アートーイ2019)
・個人制作