横浜美術大学共同研究として採択された「導入教育としての『美術リテラシー』の役割と意義」の中間報告論文として、平成23年度に実施したアンケートの分析を行った。結果美術リテラシーという実技に関する導入教育は、補習教育、スタディ・スキル、スチューデント・スキルそして専門基礎教育としての機能をもつ、と確認した。特に、高校までに習得しておくべき技能の補習教育と、大学における自己実在感を高めるための教育方法として有効であるとわかった。