本書では、「しつけ」についての様々な理論を紹介している。「しつけの基礎理論」において,教育史および倫理思想史に関わる、次の諸項目を執筆した。「しつけと自由」では、西洋倫理思想における「自由の問題」を扱った。「わが国のしつけのあり方」、「外国におけるしつけのあり方」、および「しつけの歴史」では、日本教育史および西洋教育史上における、代表的な子ども観と「しつけ」の関係を解説した。