本書は、L.D.フィンク氏による、学習者を中心とする授業設計の手引書である。伝統的な授業の問題点を指摘し、実践事例を複数取り上げている。学生が意義ある経験を出来るような授業設計について検討を行っている。大学教育の方法論として、FD活動に有効である。また、大学だけでなく、小・中・高の教育実践にも通用する内容であり、教育実習を控えた学生や現職教員にも有効である。