和歌―やまとうた・わか・ウタ―はわずか5・7・5・7・7の31音に凝縮された短詩型文学である。
なかでも一千有余年の歴史を越え、今日まで脈々と伝わるのが『古今和歌集』。
春の花、秋の紅葉をはじめとする四季や恋心のうつろいが日本の心とことばの規範として示される。
時は平安時代、延喜5(905)年に醍醐天皇に命による国家の一大事業として編纂され、『枕草子』や『源氏物語』など日本文学史上にもその名を残している。
この歌集にかかわった撰者・紀貫之らは「和歌とは何か」に対峙し、全20巻1100首余りを収集した。
ここには何がどのように表現されているのか。
日本の豊かな風土の上に醸成された思想と表現は現代人にも通じる教養である。
全4回(2024年4月20日(土)、5月18日(土)、6月15日(土)、7月20日(土)各日10:30~12:00(90分))にわたり考察と紹介を実施した。