古今和歌集を読む
早稲田大学エクステンションセンター
早稲田大学エクステンションセンター早稲田校
春の桜、秋の紅葉―日本の四季を象徴する景はなぜ人々を魅了したのでしょうか。その要因に古今和歌集があるとしたら、今に生き、今を支える知識と教養になるのがこの和歌集です。時は延喜5(905)年、日本文学史上初となる勅撰和歌集は国家の一大事業と考えられるものです。この事業にかかわったひとり紀貫之は「和歌とは何か」に対し応えようとします。―やまとうたは人の心を種としてよろづの言の葉とぞなれりける―全20巻1100首余りには四季や恋あるいは人生の折節における心の揺れが、わずか三十一文字に凝縮されています。日本の豊かな風土の上に醸成された往時の人々の心とことばを丁寧に読み進めていきます。