Arts-Based Research 芸術プロジェクト 学習コミュニティ 芸術学部が平成21度から実践している「Tamagawa Art Gallery Projects(TAG)」では、「芸術による社会貢献」の観点からテーマを設定し、その実践に対して鑑賞者を対象とした調査や観測を行ってきた。これにより、鑑賞者にとっての芸術表現との邂逅については一定の結果が得られているものの、「主体的な学び」という観点からみた教育的効果については、観測及び検証がなされてきていなかった。
近年では、芸術表現によって実践者が紡ぎ出していく省察を研究対象とする質的研究「芸術的省察による研究」(Arts-Based Research、以下ABR)が芸術学/社会学/教育学の分野において広がりを見せている。そこで本研究では、ABRと本学における芸術実践の場を結びつけ、芸術プロジェクト実践者を対象とした主体的な学びの素地となる創発的な学習体系の構築を提案する。
本研究を通して、実践者である学生が省察的な学びを有効的に芸術活動へ取り入れ、知的好奇心、文脈、表現への探究を自ら深められる人材となっていくことをねらいとする。