遠藤耕太郎・濱田寛・吉見健夫編『外圧の日本古代文学史』(アジア遊学309)
中田幸司
『枕草子』と漢籍―中国文化の〈外圧〉と宮廷社会の〈内圧〉の均衡 本論では中国の漢籍を中心とした文化的影響〈外圧〉と宮廷社会の身分制度下に置かれた人々の期待や要請〈内圧〉との相互作用を分析し、清少納言が宮廷女房として生きる自衛かつ自己定位の策としてこれらを均衡させたことを論じる。『枕草子』は漢籍を換骨奪胎し宮廷文化に適応させた成果と考えられることを示す。
184-198
勉誠社
256
9784585325550C1390