シンポジウム『「宇治」豊饒の文学風土―成立と展開に迫る決定七稿―』 を語る
石黒吉次郎、及川道之、小清水裕子、中田幸司、原國人(パネリスト50音順)
令和3年度日本文学風土学会秋季大会
日本文学風土学会
アカデミー茗台7階
山城国、「宇治(うぢ)」が「憂し(うし)」と同音技巧として掛詞のように広く理解される背景には、宇治橋断碑に残るような激流の川を〈不可逆性〉として捉えなおす観点と、往復が可能となった橋の存在を和歌史上の表現から確認をした上、本書発刊後、指摘を受けた掛詞として「うぢ」を「うし」と掛詞のごとく理解することが本当に可能であるか、という点をこれまでの研究史をふまえて付言する。