専攻は,観光行動論,観光心理学,マーケティングです.研究手法は,主として定量的な手法を用いておりますが,定性的な方法にも関心があります.
現在の研究テーマは,幅広くアウトバウンド・ツーリズムです.若者をはじめとする日本人の海外旅行行動を研究しています.関連して,旅行の意思決定と阻害要因,情報探索,旅行を通した学習効果にも理論・実証の両面から関心があります.これまでに科学研究費(2010年度,2013年度採択)を受けて国内の研究者とともに共同研究に取り組んできました.2014年12月には,『「若者の海外旅行離れ」を読み解く』と題した共著書を法律文化社から出版し,これまでの成果を公表しました.同書に対して,観光学術学会から平成28年度著作賞をいただくことができました.
2019年現在「若者の海外旅行離れ」が終わったのではとも言われていましたが,2020年以降COVID-19の影響により国際旅行は止まってしまいました.そのことから,現在では,旅行に対する知覚リスクの増加と意思決定への影響,海外旅行再開の見通しに関する研究に取り組んでおります.
ごくたまに日本人の海外旅行について,メディアでコメントをしております.
特定の地域を対象とした研究は現在しておりませんが,かつては千葉県と沖縄県を対象としたものに取り組んでいました.千葉県に関する成果として,2011年に『変貌する千葉経済』(白桃書房,敬愛大学学術叢書)において,千葉県の観光に関する章を担当しました.
学会では,日本観光研究学会(学術委員),観光学術学会(評議員,編集委員),日本観光ホスピタリティ教育学会(副会長, 理事,編集委員長),日本消費者行動研究学会, 日本マーケティング学会を中心に活動しています.
大学における講義では,「観光心理学」「観光行動論」を主たる担当科目とし,マーケティングやリサーチ・メソッド関連の科目にも対応しています.大人数の講義に加え,アクティブ・ラーニングを活用した教授法の開発に取り組む必要に迫られています.ゼミでは,玉川大学に着任以後,「観光者行動とマーケティング」を共通テーマとして展開しています.これまでに12期145名の卒業論文を指導したほか, アメリカ・ツアープランニングコンテストでの入賞を3回のべ5件, タイ旅行企画コンテストでの入賞を2回, 日本観光研究学会, 日本マーケティング学会のポスターセッションでの発表を8件,というような実績もあります.
(2025年1月末改訂)