2015年3月に30-69歳の日本人を対象に実施した海外旅行に関する量的調査のデータを用いて,家族のライフサイクルによる海外旅行の阻害要因の知覚への影響を明らかにすることを目的とした.分析の結果,①海外旅行実施については,家族ライフサイクルのうち「既婚子どもなし」「既婚子ども独立」の人では多く,未婚者や「既婚末子0-6歳」「既婚末子小中高生」では少ないこと,②旅行の阻害要因のうち「個人内阻害要因」の知覚の程度については 家族ライフサイクルの影響がみられない一方,「構造的阻害要因」「対人的阻害要因」については,家族ライフサイクルによる影響部分が認められること,が示された.