海外旅行実施の因果モデル検証の試行 ─若者の海外旅行離れ「論」への試み─
中村哲・西村幸子・高井典子
“若者の海外旅行離れ”現象の構造を明らかにするべく,大学生を中心としたインタビューの結果,ならびにレジャー行動研究等における先行研究に基づき,個人が海外旅行の実施に至るプロセスを理論的に説明する概念モデルの検証にあたっての予備分析を行い,モデルの修正の可能性を探ることを目的とした.その結果,「海外旅行の実施レベル」を説明する要因として「動機づけのレベル」と「自己効力感のレベル」があるが,従来想定されていた「すりあわせ努力のレベル」「知覚された阻害要因のレベル」を経由した間接効果に加えて,直接効果を加えることが有効であることが示唆された.
第27回日本観光研究学会学術論文集
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