「道の駅」第3ステージでの新たな取り組みの一つになっている「防災道の駅」に着目し、災害時における地域の防災拠点としての「道の駅」の可能性についての分析結果を発表した。令和6年能登半島地震で大きな被害を受けた石川県内の道の駅の取り組みについて石川県と、防災道の駅である「道の駅のと里山空港」の担当者への聞き取り調査の結果、同県内の道の駅を対象に実施したアンケート調査の結果を報告した。
調査の結果から、震災発生時から道の駅はドライバーの一時休憩所として利用されていることが分かった。また、車中泊など、車を活用した避難への対応も行われていたほか、防災道の駅である「のと里山空港」は、空港という交通のハブ機能のという強みを活かし、広域的な防災拠点として能登の復旧・復興に大きく貢献していることが分かった。
研究を通して、道の駅は地域の防災拠点として大きな可能性があるものの、BCPの作成や防災訓練といったことへの意識は低く、周辺の道の駅をはじめ、広域的な観点からネットワークを構築に課題があることが分かった。そのため、「まち」と「道の駅」が一体となって地域のまちづくりの視点から道の駅の有機性が生きる取り組みを展開していくことが必要不可欠であるといえよう。