「芭蕉連句の季語と季感試論」
野村亞住
芭蕉連句では、季語自体よりも一句の季節感が重視されていたという、一見逆転した季語と季の句の関係があることを、式目遵守との兼ね合いから提示した。なお、この研究は「芭蕉一座の連句全体においての季の扱い方について、従来の季の認定に再考を促すものというべく、今後の注釈や季についての考察にとって、踏まえるべき重要な指摘を提示」(柿衞賞受賞理由)したと評価され、俳諧の若手研究者を対象とした年間の最優秀論文を表彰する第19回「柿衞賞」ならびに「小野梓記念学術賞」を受賞した。
『近世文藝』
日本近世文学会
90
1
15