研究業績(Misc)

基本情報

氏名 松田 哲也
氏名(カナ) マツダ テツヤ
氏名(英語) MATSUDA Tetsuya

タイトル

モルモット聴覚皮質における層構造と周波数選択性

著者

岡崎俊太郎, 武田湖太郎, 宮崎崇史, 安達友希, 碓井裕介, 松田哲也, 佐々木寛, 水野真, 塚田稔, 富田豊

誌名

電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング

出版者

社団法人電子情報通信学会

101

735

開始ページ

263

 

終了ページ

268

出版年月

2002/03/11

査読の有無

依頼の有無

無(通常論文)

記述言語

 

掲載区分

 

掲載種別

 

執筆形態

 

ISSN

09135685

ID:DOI

 

ID:NAID(CiNiiのID)

110003234278

ID:PMID

 

URL

概要

モルモット聴覚皮質は6層構造をしていることが知られており,バンドコラム構造を持ちながら各層では機能が異なることが最近では指摘されている.本実験では単芯電極を用い,様々な深さで音刺激周波数に対する細胞の活動を計測した,これにより,聴覚皮質各層の周波数選択性がどのように変化しているかを調べた.その結果,視床からの入力層であると考えられているIV層では周波数選択性が高かった.またII,III層(上顆粒細胞層)では複峰性の受容野が多く観測され,V,VI層(下顆粒細胞層)では,受容野の広いものが多い傾向にあり,周波数選択性が低かった.また複数同時計測によって得られた上頼粒細胞同士のCross Correlogramから,上顆粒細胞層の細胞は長い水平方向の投射繊維によって周波数バンドコラムを越えて情報伝達を行っていることが示唆された.これは上願粒細胞層における周波数情報の統合を意味していると考えられる.

備考