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基本情報 |
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氏名 |
松本 由美 |
氏名(カナ) |
マツモト ユミ |
氏名(英語) |
MATSUMOTO Yumi |
小学校英語教育に用いる主体的・対話的で深い学びの視点で選ぶ英語絵本の選定と考察
Yumi Matsumoto, Mari Nagasawa, Mizuho Wakabayashi
本発表は、2019年度絵本学会研究助成(プロジェクト研究・調査)をいただき研究遂行した『小学校英語教育に用いる主体的・対話的で深い学びの視点で選ぶ英語絵本の選定と考察』についての成果報告である。2020年度に始まる新学習指導要領で、小学校外国語活動に英語絵本が導入され文部科学省は既に副教材として2冊の英語絵本を作成し、外国語活動教材にも取り込んでいる。これは、適正な言語インプットで意味あるやり取りを行いアウトプットすることで、言語知識が定着するという第二言語習得論の知見に基づいており、英語絵本がその適正な言語インプットとして認められたものである。しかし、この2冊で終わることなく、小学校英語教育の現場に優れた英語絵本が持続的で広範に浸透するようにパス形成を目指すことが急務であると考えた。まず、教育現場への絵本の浸透のため、新学習指導要領に示された授業改善の視点である「主体的・対話的で深い学び」を小学校英語において具現できる英語絵本を選定し、同時にその選定基準に汎用性を持たせ広く活用されるように、また指導者が、個々の状況に合わせて弾力的に運用できることを目指した。即ち、小学校・英語・教育の3つの観点に合わせた①小学生児童の認知発達段階に相応しい教育適性②英語教育に相応しい言語インプット適性③深い学びをさせるのに相応しい内容・主題を持つ読書教材適性の3つの基準に沿って解説し教員のためのガイドとした。
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