書評 武井哲郎著『「開かれた学校」の功罪ーボランティアの参入とこどもの排除/包摂』
湯藤定宗
全体として非常に読みやすい文体と構成であるが、評者のコメントとして特に重要な1点を指摘した。それは、本書の中心課題のボランティアによるアドボカシーについては、その意義は評者も大いに認めつつ、一方でそのアドボカシーの結果、「担任はボランティアの手を借りることに後ろ向きの姿勢を見せることになった(243頁)」という記述だけでは物足りなさを感じた。
教育行財政研究
関西教育行政学会
45号
49
52