異文化理解を深めるグループ分けに焦点を当て、グループ分けの作業過程そのものを異文化理解の環境づくりに活かす方法として開発した"Group Me!" を検証した結果について発表した。"Group Me!"は、子供達が日常よく目に生き物や植物の写真、あるいは馴染みのある物語などの一場面の絵などの題材をカード状にしたもので、多くの人が何らかの思い出や経験を持っているものを題材にしている。この"Group Me!"を活用して、川崎市の公立小学校5年生の2クラスで実験授業を実施した。事前調査で、ほぼ同質と言える2クラスのうち、1クラスは"Group Me!"を活用し、もう1つのグループはトランプを使ってグループ分けをした。活動内容はすべて同じであったが、活動後の児童のワークシートを比較した結果、"Group Me!"を活用したグループの方が記述数が多かった。また、クラスメイトについての記述内容にも違いがが確認された。この結果から、グループ分けの方法がグループ学習や異文化理解の成果に影響することが明らかになった。学び合いを促進し、異文化理解を深めていく道具の1つとして、"Group Me!"を活用していくことができる。