本研究の目的は、デンマーク体操を通じて学習者がどのような身体性を獲得するか、またその中に日本の「からだづくり」にはない身体観が含まれているかを検討することである。
学生は仲間との体操を通じて、「からだづくり」の本質や美意識を身につけた。特にデンマーク体操に特有の美的感受性は、「からだづくり」運動には見られない要素である。
この美的感受性は知識としてではなく、身体を通した体験により育まれるものであり、他者との身体的共感や関係性の中で獲得される。こうした感性教育の視点を「からだづくり」に取り入れることで、より豊かな人間性を育む教育が可能となる。