学内向け 本共同研究は、教育学部社会科教育専攻と地理歴史科(開設予定)の教員養成課程の立ち上げを目指して始動した。本学の方針である16単位キャップ制が機能するには、授業時間外の学修を、学生が自覚的に行うことが必要である。しかし、大学教育棟2014の新築やELF Study Hall 2015の改築など、そのための環境整備が進められてきた一方で、授業時間外の学修時間は伸び留まっている。これまでFD活動を通して、個々の教員が学修指導の見直しを図ってきたが、それ以外のアプローチについても検討すべき段階にきたといえよう。すなわち、教員が意識を改革するだけでなく、学生の意識をいかに喚起すべきかという問題に向き合う必要がある。
そのためには、学生自身が主体的・計画的に学修をするために欠かせない「キャリア教育」と、学修意欲を喚起し続ける仕組みが必要である。明確な理想像や到達目標、そして到達段階と到達方法を、社会科教育専攻の共通見解として学生に示す必要がある。1年目の基礎的・試行的調査の結果をふまえ、2年目はさらに分析を深め、学生に理想的な社会科教師像(学びの到達目標と資質能力の基準)を示す。最終的に、学びの要素と方法論を明確化することで、学生の主体的かつ計画的なキャリア形成を支援できる基盤を構築したい。
〇濵田英毅、今尾佳生、杉山倫也、樋口雅夫、宮本英征