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基本情報
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| 氏名 | 多和田 真太良 |
| 氏名(カナ) | タワタ シンタリョウ |
| 氏名(英語) | TAWATA Shintaryo |
| 所属 | 芸術学部 演劇・舞踊学科 |
| 職名 | 准教授 |
| researchmap研究者コード | 7000017961 |
| researchmap機関 |
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20世紀を代表する演出家・劇作家のデイヴィッド・ベラスコは、アメリカの短編小説『蝶々夫人』を劇化したが、初演の期間中に上演中の芝居の結末を大きく改変した。それは主人公・蝶々さんの「死」の追加である。小説では自刃したものの自我に目覚め、一命を取り留めているのに、ベラスコは上演期間中に自刃して果てるように変更している。この衝撃の結末はそのままプッチーニのオペラにも採用され、今日では常識となっている。この変更はベラスコが、徹底したリアリズムで、マンネリ化したセンチメンタルなテーマや詩的世界を描写することで、いかに新鮮に表現出来るかに重点を置いていることがわかる。遠い異国の女性の悲劇を通して、女性の自立、解放の問題をスマートに扱うために、蝶々さんの話し言葉への工夫と、川上貞奴が披露した身体表現としての「死の美しさ」にエキゾチックな魅力を確信したベラスコは、喜劇を得意とした女優ベイツを起用することによって詩情豊かに表現することに成功したのである。